That Means A Lot

ゆとり世代にゆとりなどない

クルマを買うことにした

お題「これ買いました」

待ちに待ってヤツはやってきた

引用したのはポルノグラフィティの「クリスチーナ」というアルバム曲の歌い出し。これでわかる人がどれだけいるかは知らんが、クルマを買うことにした。 

数年に一度のワクワクである。買うと決めてから納車日が近づくまで、この高揚感を噛み締めて、咀嚼してきた。道さえあれば雨の日だって風の日だってどこにでも行けるという希望、欲しかってクルマが自分のモノになる喜び。いやもちろん自分で稼いだお金をこれだけ多く注ぎ込むほんの少しの躊躇いに、事故はおこしたくないという不安だってある。でも入り混じり具合が新学期や新生活とは違って、ワクワクの圧勝。クルマを「愛車」と呼ぶ理由どころか、「クリスチーナ」の昭仁の狂ったようなハイキーだって、「I'm Love In My Car」のロジャーのハスキーな唸り声だって、納車日を控えた僕にはわかる。

なぜ買うのか。それはズバリ転勤である。これによって周りの友達が買ってるからという小学生みたいな理由から、いよいよ近くの実家のクルマを借りれなくなったという現実的な需要に変わった。それまでは買うことに前向きではなかった親にその意向を伝えたら、「そうなんだ」と一言。その後からはクルマ選びを手伝ってくれたことから、親と息子の関わり方の変化すら感じた。そりゃ今年で27だし、就職も結婚もしてるし、当然といえば当然なのだが…。と同時に買うモノの額のデカさといい、保険の手続きといい、もうオトナの責任というドス黒い何かを背負いはじめていることに気づく。 

車種はS660である。僕の稼ぎじゃ新車は手が出ないので中古である。買う前から恋していたようなクルマだが、たまたま見に行った店のひとつで試乗してからは、完全に恋に落ちてしまった。何を言ってるんだと思うだろうが、朝起きてドキドキしてたのだから確かにあれは恋だ。これからは恋車から愛車にしなくてはと誓う夜なのであった。

非力な俺だがよろしく頼むぜ いつかは一心同体だ

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そういえば今の会社の面接の時に、役員からの無茶振りでこのクルマの魅力を語らされたことを思い出した。しかもその役員、今は社長だ。皮肉なことに恋を叶えることで会社に忠誠を示すことになってしまった。