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間違いだらけのJ1選び2018 〜明治安田生命J1リーグ順位大予想〜

ついに開幕まで1週間を切ったJリーグ。今年は自分の好きなチームがACLプレーオフを戦ってることもあって、例年以上にオフが短かった気がする。さて、開幕前といえば(当たらないことでという意味で)恒例となってきたJ1の順位予想。今年も懲りずにやっていこう。
しかしこの予想、当たらないと嘆いてはいるがそれなりに真面目にやっているし、予想した時は当たるんじゃないかと考えている節もある。もちろん素人が主観と希望だけで当てることのできるほど簡単ではないことは百も承知ではあるんだが、それで諦めるのもつまらない。というわけで今回は趣を変えて、ここ数年の結果から考えられるジンクスに基づいて予想をしてみることにした。

 

ジンクス(jinx)

縁起のよい、または悪い言い伝え。また、縁起をかつぐ対象とする物事。「緒戦は勝てないというジンクスがある」「ジンクスを破る」(デジタル大辞泉より)

 

ではなぜジンクスなのかって?それは数字だったらAI、戦術なら番記者の方が良い予想をするに決まっているからである。そういうのはプロに任せようか。提唱するジンクスは後ほど書くが、まずそれらを踏まえた予想をどうぞ。

 

1.   磐田

2.   C大阪

3.   川崎

4.   横浜FM

5.   鹿島

6.   名古屋

7.   仙台

8.   湘南

9.   東京

10. 柏

11. 鳥栖

12. 浦和

13. G大阪

14. 清水

15. 札幌

16. 広島

17. 神戸

18. 長崎


こんな感じになる。今年の優勝はジュビロ磐田です!!!おめでとう!!!*1なんで?と思ったあなたは根拠としたジンクスを書くのでちょっと待ってね。というより、ジンクスの説明をデータで取ってるのもちょっと本来の言葉の定義から外れる気もするけれど…。

 

ジンクス1. ACL出場とリーグの両立は可能だが、プレーオフに出るチームは中位へ沈む
→過密日程からACL出場チームはリーグ戦で沈みがちという印象があったが、直近3年間ではトップ3にACL出場チームは2チームは入っている(C大阪、川崎) 。それでも川崎とC大阪が首位予想ではないのは3つ目のジンクスを参照されたい。プレーオフに出場したチームは過去3年間で9位か10位になっているので、今年もこんな感じだろうと予想(柏)。ただし柏は補強こそ例年になく力を入れたものの、相変わらず詰めの甘いフットボールをやってるので、ACLに本腰を入れたらもっと苦しむかも。

 

ジンクス2. 成功の土台に長期政権。逆にリリーフ就任監督の2年目に落とし穴
→昨年の川崎の優勝、磐田の躍進はいずれも長期政権による指導者の戦術が浸透した結果と捉えた。(磐田、川崎、仙台、湘南)。特に湘南と仙台は台風の目になるのではなかろうか。そな反面というか、これは世界基準のあるあるだと思うのだが*2、リリーフ監督はモチベーターとしては優秀であることが多いが戦術としては…というパターン(神戸、浦和、鹿島)。J2ではスペイン人監督を招聘し力をつけてるチームがあるのに、J1は浦和と神戸のように財力でトップクラスなチームがなぜ続投という選択肢を選んでしまったのか甚だ疑問である。ちなみに長期政権では去年は森保氏、ミシャ氏というJを代表する監督が揃ってコケたし、その逆では仙台の渡邉監督も柏の下平監督はリリーフ登板の監督でもやっていけている*3

 

ジンクス3. ゼロックス出場チームは優勝しない
ゼロックス優勝チームがリーグもとったという例は2013年のサンフレッチェ広島まで遡る。ゼロックスを観るとどうしても完成されてるチーム同士って感じがして今年もめちゃめちゃ強いんじゃないかと思うし、自分も何度かこれに騙されているけれど、どうやら追われる側というのは大変なんですね(川崎、C大阪)。

 

あと磐田が1位になってるのはここ数年35歳以上のベテランがいるチームが優勝していることを鑑みています*4。他にも「よそでクビになった監督をすぐ連れてきたチームは低迷する」とか「補強をきちんとしたチームは強い」とかも提唱しようかと思ったのだが、前者は柏、新潟、甲府と三回連続で監督をクビになったダルマさんのせいだし、後者は当たり前すぎるのでやめた。

ちなみに監督交代と主力流出のコンボだけどなんとかなりそうなマリノスとか、長期政権だけどヴィヴィくんが泣く未来しか見えない長崎とか、鳥栖より下にさせたくない柏とかという主観も依然入ってます。
こうして色々書いてみたけれど、今年はワールドカップイヤー。Jリーグは2ヶ月も中断があり、オフより中断期間の方が長いチームもいくつかある。プレーオフに出る柏はここで休めるかもしれないし、低迷するチームはこの中断前に監督をクビにするべきだし、序盤ちょっと苦しむチームでもここで戦術を浸透させることができるかもしれないし、主力が移籍していくチームもあるかもしれない。これがどう影響するのか。今年のJリーグも大混戦になりそうだけど、首位争いはスケートのショートトラックのようにみんな転けたところを磐田がかっさらっていきそうな予感。でもこれ以上書くとボロが出るだけな気がするのでこの辺で!年末に反省会するのが今から楽しみだなあ!

*1:なおこれまで当たったことはない

*2:クラウディオ・ラニエリ、ティム・シャーウッド、アラン・パーデューとか

*3:抜け道のあるお話こそジンクスって感じがして良いよね。

*4:小笠原、曽ヶ端、中村憲剛。ただその考えでいくと中澤もあり得る…?