That Means A Lot

ゆとり世代にゆとりなどない

忘備録 〜アンジュルム ライブツアー2018 電光石火@パシフィコ横浜〜

行ってきました。「アンジュルム ライブツアー 2018 電光石火(昼公演)」。人間の記憶こそ電光石火で忘れてしまう生き物なので、あの素晴らしい時間の中で抱いた拙い感想を、その記憶が消えないうちにネットの大海に垂れ流しておきます。

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快晴の勤労感謝の日。まず驚いたのは女性の多さ。パシフィコ横浜の3階席は、見渡す限りグッズを纏い、サイリウムを持った女性これまた女性。7割は占めておりました。これまでロッキンのように「戦う現場」ばかり行ってきたものですから、これは現場を間違えたかと思うほど。あとで調べたところ、こういうのをガールズクラッシュと言うのですね。出囃子までいつもと違って、ああ、いよいよ本当に間違えたのかと思ったいたら、きちんとアンジュルムが出てきて安心しました。ステージに10人の天使かつ戦士が舞い降り、開演です。

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はじまってから少しの沈黙の後、突然の雷鳴で度肝を抜かれます。どんなライブでも出てきた瞬間は「本当にいるんだ!」と舞い上がるのが普通ですが、今回はきっと女性ファンが往年のビートルマニアよろしく、キャーキャー騒がれてしまうことを牽制したのでしょう。まさに大正解な演出*1!冗談はさておき、この雷鳴から始まった「乙女の逆襲」により、会場はアンジュルムという嵐にされるがまま、一気に飲み込まれたのです。

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純粋なライブを楽しみたいという気持ちがある中、どこか心の中でみんな引っかかっていた新メンバーのお披露目が、最初のMCであっさりなされたのは驚きました。モヤモヤした気持ちで私たちを見ないでという意思表明だったでしょう。新メンバーは太田遥香さんと伊勢鈴蘭さん。北の国から2人の中学生が加入。あまりの個性派集団ぶりに「動物園」や「幼稚園児」という二つ名がつくアンジュルムに、一見清楚で、ロボットのように緊張していた2人がどう化けていくのか見当がつきませんが、まずは私が頑張って名前と顔をおぼえなくては。

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ハロプロの衣装がダサいというのは過去の戯言なのでしょう。衣装もまた素敵。ホログラム(?)生地が、派手な照明により、ミラーボールのように様々な光をばらまき、彼女たちの輝きをより一層強めておりました。それに加え、室田さんは服だけでなく目もギラギラしておりました。きっと彼女の瞳にはLEDが入っているはずです。睨まれたら間違いなく食べられてしまうでしょう。彼女は最初こそ、新メンバーの加入や舞台の稽古等、人一倍悩んでいたように見えましたが、ライブが進むにつれその溜まっていたものをエネルギーに変え、最後はなにかを思い出したかのように楽しんでいた姿が印象に残っております。

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今回のライブでは、アイドルでは珍しく全曲がフルコーラスでした。電光石火というタイトルではありながら、ジリジリと脚先から、指先から、背中からアンジュルムという焼きを入れられているような感覚。メドレーなどで詰め込まずに濃密に、否応無く集中して聴けますので、歌詞とメロディー以上に曲の持つ意味が伝わってくるのです。中でも「忘れてあげる」「君だけじゃないさ…friends」「寒いね」のバラードクリーンナップはその象徴。メンバーの表情ひとつにしろ、その曲の良さをひとつふたつと再発見できました。その中で一層光る声量も音程も完璧な、まさにハマにしみ入るタケの声。

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電光石火といえば、アンコール1曲目の「46億年LOVE」。事務所だけが良さに気づいていない、誰もが聴きたかった言わずとしれたこの名曲。どこに組み込まれるか疑問でしたが、アンコール1曲目の効果は絶大。みんなが浮かれて歌詞通りDance Dance。今でもアプリ「Live fans」でセットリストを再現すると、アンコール明けの光景が目に浮かび、鳥肌がたちます*2。しかしこの曲、短くないですか?いつも気づいたら2番のサビで寂しくなって、落ちサビの船木さんの「夢に見てた自分じゃなくても 真っ当に暮らしていく今時」を聴くと泣きそうになって、曲が終わって、リピート。そんな毎日こそ、真っ当に暮らしていく今時なのでしょう。

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終わりのMCでは、やはり新メンバーの加入が気になっていたことを告げる子が多かったのですが*3、和田さんだけ「ここから半年先を見ていてください」とおっしゃいました。ただでさえこれだけ素直な気持ちを述べるメンバーがいること自体、驚きをもって迎え入れるべき事実なのですが、この人の達観ぶりには脱帽。お告げの域へ達しております。なむなむ。しかし和田さんが仰る通り、10人であるアンジュルムはこれにて完成。次から12人。そして11人へと移り変わっていくのです。もはや「変わり続ける」ことがアンジュルムの「変わらないこと」であり、今のアンジュルムは今しかない、「青春の権化」であるからこそ、10人横並びで肩を組むとほろり涙が溢れそうになるのですね。

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3階席でなぜこれだけ見えていたのか。それはライブ3日前に双眼鏡をAmazonで購入していたからです。ジャニヲタさんの書く双眼鏡購入にまつわるブログで余念のない調査の上、なけなしの金を叩いた双眼鏡は1発で元が取れるほどの活躍ぶり。これさえあれば3階席でもメンバーの目配せすらわかりますし、彼女たちの「混沌かわいい」その様もおでこの汗の雫まで確認できます。きっとバードウォッチングにも最適でしょう。皆様も是非。

 

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1.乙女の逆襲
2.七転び八起き
3.地球は今日も愛を育む
4.出すぎた杭は打たれない
5.ミステリーナイト!
6.愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間
7.次々続々
8.キソクタダシクウツクシク
9.忘れてあげる
10.君だけじゃないさ…friends
11.寒いね。
12.I 無双 Strong!
13.泣けないぜ…共感詐欺
14.マナーモード
15.Uraha=Lover
16.友よ 

アンコール

17.46億年LOVE
18.タデ食う虫もLike it!

 

*1:拡大解釈

*2:このアプリで再生すると、アンコール明けは曲の感覚をあけてくれる

*3:上國料さんによるスーパートリプルスリーという謎名言も登場