That's Means A Lot

フットボールとマリーンズとアイドルと…

「泡沫サタデーナイト!」の泡沫ってなんなの

2月に入り、ベストなんちゃら賞とか、流行(させた)語大賞とか、2016年を振り返ろう的なものが増えてきましたね。
 
そんな中、ど新規ハロプロオタクの私は『ハロプロ楽曲大賞』をリアルタイムで体感しながら年の瀬を迎えられることを幸せに思います。
 
ハロプロ楽曲大賞は、公式サイトによると『「ハロプロ楽曲大賞」とは、モーニング娘。およびハロー!プロジェクト所属アーティストが1年間に発表した曲をみんなで順位付けして楽しもうという催しです。』とのこと。去年は我らがアンジュルムの「大器晩成」が獲ったというのは知ってたけど、非公式のイベントだとは知りませんでした。逆に非公式なのにそんなに有名なんだ…。
楽曲投票といえば、AKBグループの「リクエストアワー」が有名ですが、最近はどう考えても時間がなかった秋元康が適当に書いたクソみたい曲に、たまたまセンターになっちゃった子がいて、そのファンが集団で投票することが多くなり、評価基準が「歌うメンバー」のみになってきてる気が。だいたいなんで2016年のリクアワで「アイスの口づけ」がトップ10入りするんだよ!もはやこれは総選挙の代理戦争。だいたいそうやってイベントをつまらなくするのは名古屋の方のファンなんなんですけど。
とにかくまあハロプロ楽曲大賞にも少なからずその要素はあるかもしれないけど、こちら順位発表のところにコメントもついてるのが見れます。中には評論家みたいなAmazonのレビューみたいなコメントも。少なくとも「松井珠理奈が歌ってるから」というコメントな見受けられません。あと、1年間に発表した曲に被投票権がありますので、昔の曲がなぜかランクインということもなさそうです。
 
そんな中、何位になるか気になる曲がひとつ。
モーニング娘。'16の「泡沫サタデーナイト!」です。

youtu.be

 
今年5月にリリースされた自身61枚目のシングル、ディスコ調のサウンドといい、『誰も彼もが日本の主役だ』というような歌詞といい、「LOVEマシーン」の再来だとも話題になりました。また鈴木香音さんの卒業シングルであり、娘でははじめてつんく♂以外の方(赤い風船の津野米咲)が手がけた曲です。 

 
ミーハーど新規にわかオタクが初めてこの曲を聴いた時は、「わー!すげー!俺が知ってた時のモーニング娘。じゃないか!」と思ったものの、ネットを見ると案外賛否両論あるみたいで、そんな曲が今回の楽曲大賞で何位になるかって結構気になります。
 
さて今回は、この「泡沫サタデーナイト!」の「泡沫」ってどういうことだろうかということについて考えてみます。
じゃあ『言い訳Maybe』の「言い訳って何」とか、そもそも『2人セゾン』って何って話になると思うし(あれは秋元康のことだから適当なのかもしれないけど)、書いたところで津野さんに聞いたら全然違う答えが返ってきそうだし、知恵袋に聞いたほうが早そうだし、あまりミーハーど新規にわかオタクが語ると叩かれそうですが、ミーハーど新規にわかオタクなりに2点ほど考察してみます。
 
うた‐かた【泡=沫】 の意味 
出典:デジタル大辞泉
《「うたがた」とも》
1 水面に浮かぶ泡 (あわ) 。「―の如 (ごと) く消える」
2 はかなく消えやすいもののたとえ。「―の恋」「―の夢」
 

鈴木香音というアイドル。

この曲のMVでは鈴木香音ちゃんが吉本新喜劇みたいなジャケットを着てDJをやってます。卒業ソングなのでその子を主人公にするのはわかりますけど、だったらセンターにするのが王道だろうし、同じハロプロでも「次々続々」のめいめいとはだいぶ扱いが違います。
鈴木香音ちゃんといえば、太ってるということで一躍有名になってしまった過去があり、一度は痩せてセンターになったものの結局リバウンドし…という子。この曲のMVでも牧野真莉愛ちゃんの横に並ぶとね…うん。それを本人が開き直って捉えていたのが彼女の強みだったとは思っていますし、彼女の卒業コンサートではそれが大いに分かるコンサートだったなとスカパー!を見て思いました。
そんな彼女がMVでは「普段は地味な私だけどもっとすごいのよ!土曜の夜はスーパーなのよ!」と歌って踊ります。楽曲の明るさは鈴木香音というアイドルの明るさということでしょうか。確かにどハマりしてます。彼女にしか踊れないビートそんなビートがあったんですね。
しかし、彼女はこの曲でモーニング娘。を卒業し、芸能界からも引退してしまいました。「はーい!そこのにいちゃんねえちゃん!」と語りかける彼女はもう見れません。その姿を見れたのはほんと1ヶ月ちょい。本来の心で叫ぶ見れた人は幸運。まさに「泡沫」のような残り58秒の輝きでした。
 

モーニング娘。というブランド。

そしてもう一つは、モーニング娘。というアイドルのことも歌っているのではないでしょうか。
この曲には「ブルーライト」という言葉出てきます。ご存知、今見ている液晶から出ている悪い光のこと。個人的には今でいう水素水のような胡散臭さを感じていたものの、社会人になってパソコンと毎日にらめっこするようになってから目が疲れて、試しにブルーライト対策のメガネを買ったらマシになったのでどうやら本当っぽいです。
話が傍にそれましたが「ブルーライト消して遊びに出かけましょう」とか「ブルーライト溺れ温もり忘れてた」という歌詞には、パソコンやスマホばっかやってないで本物を見てくれよ。という意味もあるのではないかと思います。他にも「片手に持ったスマートな世界 読んだのにスルーは超ご法度 血眼になってつなぎとめても やっぱ薄くて軽い」ですからね。
在宅オタクをdisってるとまでは言いませんが、やはり「あーだこーだ言うよりも生で今の自分たちを見てくれ!」ってことじゃないですかね。ただそれは「サタデーナイト」という限定された非日常の話であって、それが終わるとまた普通の日々に戻る。アイドルってそういうものだと思うんですよ。自分より年下の女の子が踊ってるのを見て元気をもらえるものって他にあんまりないですからね。女子高生を見て元気もらってたらそれはもうただの変態だし。
これがいわゆる外様の人たちにモーニング娘。というアイドルの今をアピールしていることにつながるのではないかと。かつて「恋愛レボリューション21」で一世を風靡しただけあって過去と比較されることなんて日常茶飯事でしょうし、今の方がすごいって言ってもらえることは少ないかもしれません。そこにあえて昔を彷彿とさせる曲を持ってきて、「ああだこうだゴシップ はびこる諸説 そんなものはスルーでいいじゃないか」とか「日々はスレスレ 忘れ去って思い出して」とか「誰も彼もが日本の味方だ」といった歌詞になったのでしょう。それがたとえ古参に叩かれようとも、つんく♂以外の人が書いたってことの意味にはそこにもあるのかもしれません。
アイドルなんて、賞味期限がつきものです。その自身の過去に対して「泡沫」と歌ったことで、今の自分らに目を向けてもらおうとしたのではないでしょうか。それがわかったのであれば、あとはDo it dance!ってことでしょう。

 

 

と、長々と考えてみましたが、本当のことはわかりません。ただ4月の終わりにリリースされた曲なのにiTunesでは144回も再生したので、私は相当気に入ってる曲ってことは確かです。

ただ今年出た中で一番好きなのは「チョット愚直に!猪突猛進」です。ちなみに「カクゴして!」は159回再生してました。楽しみだな。楽曲大賞。