That Means A Lot

幻想とじゃれあって 時に傷つくのを あなたは無駄だと笑いますか?

モーニング娘。'22の15期が観たい!

気がつけば2022年。「コロナが落ち着いたら」という言葉をあいさつとして使うようになってから2年も経とうとしている。

2年というのは人の考えを変えさせるには十分な時間で、ただでさえ出不精だったところのコロナ禍により人と会う機会がさらに限られてしまった私は、いよいよツレ以外の人との物理的、精神的な距離の取り方がよくわからなくなってしまった。物理的でいえば"密"の概念が染み込んで他人のものを気安く触れることができなくなったとかが挙げられるのだが、それより困るのは精神的なほうで、『自分の知っていることは既に世の中では既知の常識であり、自分の知らないことは、自分の教養や常識の無さの表れである』という錯覚。ネットや誌面に書いてある情報に対しては、誰もが知ることの出る情報=誰もが知っている情報だと思ってしまう。これが久々に人と会った時にしんどい。まだそこに悩めているうちならまだしも、これがコロナに関するニュースで「どうせこの対策は誰かの利権のための対策だ」なんて思い始めてくると鼻を衝く陰謀論の沼のかほり。はっと気づいてはとどめなく情報が溢れて続けるSNSからは距離を置く。そんなことを繰り返している。

疲れた。そんな時に私はどうするか。その対処法はずっと変わらずアイドルを見るに限る。"虚構の象徴"は既知の華やかさに満ちているが、一瞬の表情や歌い方に光り輝く未知の華やかさを見つけることができる。だからこそ尊いのである。モーニング娘。'22の15期はそんな驚きに満ちている。

よしよししてほしいの

よしよししてほしいの

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ハロプロのたるもの、パフォーマンスの際はがんばっている現在進行中の姿でなく、鍛え上げられた完璧な姿を見せてくれることが強みだと思っていて*1、いわばがんばるというか血の滲むような努力なんてのは当たり前で、それでも完璧に仕上げてきた姿が思い出補正全開の黄金期やプラチナ期の歴代のメンバーとの比較に晒される。世界はそれを伝統の重みと呼ぶんだぜ。そんな中15期の3人は出てきた頃から持ち合わせていたフレッシュさだけでない凄みが見るたびに「完璧」がアップデートされ続けていて、がんばってる姿が…とないう言葉が陳腐かつ上から目線で失礼な言葉だとすら痛感する。

正統派アイドル美少女からキャピキャピの笑顔から美人の微笑みで魅せるようなってきた岡村ほまれさん。安定した歌声とキメ顔で次世代エースへの片鱗を光らせる北川莉央さん。ただのキャラ作りだけじゃなく超ド級のアイドルパワーであるパンダさんパワーで日々地球を脅かす山﨑愛生さん。夏と冬の大三角形よりはるかに光り輝くこの3人の15期には、この宇宙で他の誰も知らない未知に満ちている*2。きっと昨日とも明日ともまた違う姿が今そこにあるはずで、私はその瞬間を液晶越しでなく、生で。過去でなく、今、目の前で目撃したいと思ってやまない。この3人なら令和のキャンディーズになれる。今すぐプッチモニ。'22としても売り出してほしい。

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ところが15期が加入してから1年半がたつが、モーニング娘。としてパフォーマンスをした機会は例年に比べ少ない。これはとても残念なこと。ハロプロ全体のシャッフルユニットではなく、モーニング娘。'22で光り輝く15期が観たいのじゃよ!わしは。なーんてワガママを喚いていたら春からホールツアーをやってくれるらしい。これは行かねば。今年の目標が増えた。

*1:これは宝塚を観てからなおさら思うようになった

*2:ダジャレ